画材との相性
(前回の続き)
あるとき、創作活動で新しいスタイルを模索していたとき、
たまたま家に2色だけあったCOPICマーカーを使ってみたことがきっかけで、
私はこのマーカーという画材に落ち着き、いまに至ります。
私の「面倒くさがり」な性格が、最初に筆ではなくペンを取らせたことが
功を奏しました。
COPICマーカーの何が気に入ったかと言うと、
・色を作らなくていいところです。パレット不要。筆洗いもいりません。
・マーカー1本の価格は安くはないですが、補充インクを買えばOKです。
・色の発色がいいです。色に透明感があるのがとても気に入ってます。
・紙に塗ったとき、紙がぶよぶよにならないのもとても気に入ってます。
(広い面積を塗ると紙の伸縮はありますが、絵具ほどではありません)
もちろんデメリットもあります。
・インクの匂い。これが一番です。
・ベタ面の大きい作品には不向きだと思います。
基本、ベタ面を塗るときはスピード勝負です。なので広範囲はかなり難しいです。
途中でインクも切れますし。色ムラをどう生かしきるかです。
・細部を塗るときは滲みとの闘いです。あの手この手で乗り越えます。
・必ずしも欲しい色がマーカーにあるとは限りません。かといって妥協もできません。
2度塗りしたり、2色重ねたり、裏から塗ったり、ここは一番試行錯誤します。
・インクを補充するときに色を間違えると、マーカーを一本潰します。泣きます。
・手にインクがつくと、すぐには落とせません。
デメリットのほうが多いですが😅...
塗るのに器用さが必要かもしれません。
それでも、わたしの面倒くさがりの性格をカバーしてくれる画材です。
私が使用しているのは、「COPIC sketch」です。
毎回、使う色だけをトレーに出しています。わけが分からなくなるので。
そして、この赤いトレーはグリコのPockyファミリーパックについてくる紙皿です😅。
マーカーのトレーにしてみたところ、あまりの使い勝手のよさにリピートしています。
汚れたら気兼ねなく捨てられるところが最高です👍
自分に合った画材に出会うことは、とても重要だと思います。
途中で合わなくなったら、自分が進化しているのでしょうから変えるのもありです。
とくに今はデジタルの時代ですから、かなり「面倒くささ」からは解放されます。
でも私は「アナログ+デジタル」かな。
アナログの、自分ではコントロールできない部分に、一喜一憂するのが楽しいです。